AIが注目されているのはわかるけど、
- 「なんとなく難しそうでまだ触ったことがない」
- 「実際にどんな場面で使ったらいいの?」
そんなふうに感じているケアマネさん、意外と多いのではないでしょうか。
私は、居宅介護支援事業所で管理者をしている主任ケアマネジャーです。
ケアマネ業務の中で、文章を整えるのに意外と時間をとられてしまうことってありませんか?
- ケアプラン作成時の言葉選び
- 医師宛て照会文の敬語の使い方
- 利用者に配布するわかりやすい文書の作成
私は言葉選びや自分の文章に自信がないときは、Copilot(コパイロット)に相談しています。
特別な設定や知識は不要で、いつものMicrosoftの「チャット」から言葉の言い換えや文章の相談をするだけ!
自分であれやこれやと考えているよりも、「これだ!」と思えるような言葉の提案や、わかりやすい文章の下書きを提示してくれます。
今回は、
- ケアマネでまだAIを使ったことのない方
- AIをケアマネ業務で「どんなときに使っていいのかわからない」と感じている方
に向けて、Copilotを使った文章を整えるための “ちょこっと” 活用術をお届けしたいと思います。
まずは、AI初心者でも簡単にできる「ケアプランの言葉選び」について、実例を交えてご紹介します。
「AIを使いこなす」ではなく、言葉に迷ったときに、少し頼ってみる。そんな距離感で読んでいただければと思います。
AIが苦手なケアマネでも、Copilotなら始めやすい理由

居宅介護支援事業所の多くは、WordやExcelを提供しているMicrosoftを使っているのではないでしょうか。
Microsoftの中にあるAIが、Copilotです。
新しいツールを覚えなくても、作業している画面の「チャット」から、すぐに使うことができます。
Copilotなら、同じ画面で気軽に文章表現の相談ができるので便利です。
文章の言葉選びに時間をとられていませんか?
文章を考えるとき、自分の頭の中にある言葉は意外と限られています。
- 「この表現で失礼にならないかな」
- 「もっとやわらかい言い方がある気がする」
そう感じても、思いつく言葉はいつも似たようなもの。
結局、同じ表現を行ったり来たりして、時間だけが過ぎてゆく…
そんな経験ありませんか?
Copilotで簡単!ケアプラン作成時の言葉選び
私はケアプランの言葉選びに迷ったときは、Copilotに簡単プロンプトを入力して相談しています。
難しいプロンプトは必要ありません。
「例:精神的に落ち込まないようにしたい(ここに迷っている言葉を入力)」
ほかに言い換えありますか?
【実例紹介】「精神的に落ち込まないようにしたい」の言い換えは?
私がつい先日、ケアプラン作成時にCopilotに相談した言葉選びの実例を紹介します。
病気により悲観的な発言が多い利用者の方の課題(ニーズ)
「精神的に落ち込まないようにしたい」でもいいけれど、もう少しその方にフィットする言葉ってないのかな?
🌿 やわらかい言い換え
- 心が沈まないようにしたい
- 気持ちが下向きにならないようにしたい
- メンタルを安定させたい
🌤 前向きなニュアンス
- 心の調子を整えておきたい
- 気持ちを健やかに保ちたい
- 前向きな状態を維持したい
🔍 文章向け・丁寧め
- 精神的な不調を防ぎたい
- 心の落ち込みを予防したい
- 心の状態を安定させておきたい
簡単プロンプトでたくさんの言い換えをCopilotが提案してくれます。
ポジティブな言葉に言い換え
ちなみに、私は「心が沈まないようにしたい」がいいなって思ったのですが、もっとポジティブな言い換えができないかと追加でプロンプトを出してみました。
「心が沈まないようにしたい」
ポジティブに言い換えできますか?
🌼 ポジティブな言い換え
- 心を軽やかに保ちたい
- 気持ちを明るくキープしたい
- 心のコンディションを良くしておきたい
- 前向きな気持ちで過ごしたい
- 心のエネルギーを満たしておきたい
🌿 さらに柔らかく自然な表現
- 心地よい気分でいたい
- 毎日を気持ちよく過ごしたい
- 心が晴れやかでいられるようにしたい
私は、その利用者さんをイメージしながら「心を軽やかに保ちたい」を選んで、ケアプランのニーズに入れました。
Copilotは「言葉選びの相談相手」として使う
「利用者さんが介護保険サービスを利用して、こんなふうによくなってくれたらいいな」そんなイメージを頭に描きながら作成するケアプラン。
ケアプラン作成をAI任せにするのはよくないけど、自分の頭の中にある言葉の引き出しは限られています。
書類で見る文字だけの文章は、気持ちが伝わりにくく、時には冷たく感じられることも…
だから、ひとつの言葉でも大切に選びたい。
Copilotは、その表現方法、言葉選びを手伝ってくれる相談相手になってくれます。
Copilotがたくさん提案してくれた中から、最終的に判断して選ぶのは、利用者さんのことをよくわかっているケアマネです。
Copilotを使うときに気をつけたいこと
Copilotにケアプランの言葉選びを相談するときは、以下のことに気をつけましょう。
- 個人情報は入力しない
- Copilotの回答をそのままコピペせず、自分で確認する
- あくまで言い換えのヒントとして使う
まとめ:ケアプランの言葉選びは、AI初心者でも簡単に始められる

今回は、
- ケアマネでまだAIを使ったことのない方
- AIをケアマネ業務で「どんなときに使っていいのかわからない」と感じている方
に向けて、Copilotを使った文章を整えるための “ちょこっと” 活用術「ケアプランの言葉選び」について、実例を交えてご紹介しました。
ケアプランの言葉選びに時間がかかるのは、文章力が足りないからではありません。
相手に配慮しながら書こうとするほど、自分が使える言葉の選択肢が限られてしまうからです。
Copilotは、MicrosoftユーザーでAIに慣れていない人でも使いやすく、言葉に迷ったときに一文だけ簡単に相談することができます。
難しい操作や専門的な知識も必要ありません。
言葉選びの正解を決めるのはAIではなく、ケアマネ自身。
Copilotは、あくまで言葉の言い換えや表現のヒントを出してくれる相談相手です。
だからこそ、AIに苦手意識のあるケアマネさんでも、安心して取り入れることができます。
言葉選びに迷ったときは、Copilotに聞いてみる。
初心者でも始められる “ちょこっと” AI活用として、気負わず試してみてはどうでしょうか。
次のステップ|文章全体を整えたいときは、こんな使い方も
ケアプランの言葉選びのように、一文だけを相談する使い方に慣れてくると、「文章全体を整えてくれたら助かるな」という場面が出てくるかもしれません。
利用者に配布する文書や、対外的なお知らせの文章校正にもAIは活用できます。
例えば、ユーザーアンケートの集計結果を伝える文章など、敬語や言い回しに気をつかう文書ほど、Copilotで校正を手伝ってもらうことで負担を減らすことができます。
もちろん、最初から無理に取り入れる必要はありません。
AIを使った言葉選びに慣れてきたタイミングで試してみる、それくらいの距離感で十分です。
次回の記事では、実際の「ユーザーアンケートの集計結果のお知らせ文」を例にCopilotを使って文章校正した流れをご紹介します。
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