2025年12月ケアマネの更新研修が廃止の方向で動き出し、2026年6月25日に改正法が交付されました。
参考資料:社会福祉法等の一部を改正する法律の概要について(厚生労働省|2026年7月17日付け資料)
この資料によると、「施行日は法律の交付後1年6月以内に法令で定める日」とあります。
そして、ようやく更新制の廃止は2027年12月1日から実施する方針と厚生労働省が示したのです。
参考資料:社会福祉法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令について(概要)
資格の更新自体はなくなるものの、定期的な研修受講をしなければケアマネジャーの仕事は続けられない。
事業者に対しても、従事するケアマネジャーが研修を受講できるよう、必要な措置を講じる義務が課せられるようになります。
この記事は2026年10月10日に書いています。
今の時点でわかっていることを元に、現役ケアマネジャーがリアルな想いを綴ります。
ケアマネの更新研修廃止に関するこれまでの動向
2025年12月25日付け社会保障審議会・介護保険部会で出されている資料に、ケアマネジャーの法定研修見直しについて具体的な「案」が示されています。
参考資料:第133回社会保障審議会介護保険部会・介護保険の見直しに関する意見(案)
これは、上の参考資料を元に私が図解でまとめたものです。

そして、冒頭で紹介した2026年7月17日の資料を照らし合わせると、今わかっていることは下記の通りです。
- 研修受講を要件とした資格更新の仕組みを廃止
- 一度交付を受けた資格は、期限により失効することはなくなる
- 一定期間(例:5年間)の間に任意のタイミングで分割受講できる
- 初回の更新研修相当の研修等を中心に、全体の時間数の縮減を検討
- 国による教材の一元作成やオンライン受講を推進
【ケアマネの法定研修】検討・推進って?!まだ決まってない
初回の更新研修相当の研修等を中心に、全体の時間数の縮減を検討
これは、曖昧で意味がよくわからないです。
実際の研修時間もそうですが、これまでの更新研修は事前課題もかなりのボリュームがありました(自治体によって違いはあると思いますが)
事前課題があるのか、ないのか?
全体の時間数を縮減と言っても、1時間減ればそれも縮減。
主任介護支援専門員においては、介護支援専門員よりも研修時間が多いのか?も、はっきりしていません。
国による教材の一元作成やオンライン受講を推進
私は、ケアマネの資格試験は全国統一のはずなのに、更新研修は都道府県によって、講師によっても質の差があるというのが腑に堕ちませんでした。
なので、これには賛成なのですが、注目すべきは「推進」と書かれているところです。
「推進」とは、物事を前に推し進めること、または計画や事業などがスムーズに進むように力を入れて取り組むこと。
国による教材の一元作成やオンライン受講に関して力を入れて取り組むけど、「まだ正式に決定したわけじゃないよ」と、私は受け止めています。
正式に決まっていないことは、期待してはいけない
「ケアマネの更新研修廃止」というニュースが飛び込んできてから、その後、「研修は残ります」と言われた記憶はまだ新しい。
普通に考えると、研修自体が無くなると思ってしまいます。
筆者「正式に決まっていないことは、期待をしてはいけない」ということを学びました(皮肉です)
これから先も、定期的な研修受講をしなければ、ケアマネジャーの仕事は続けられません。
結局、根本的なところは同じのように思います。
てっきり2027年度からケアマネの更新制が無くなると思ってた


多くのケアマネジャーが2027年度には、現行の更新研修が無くなると思っていたのではないでしょうか?
私もその一人です。
2027年12月1日からの施行だと、介護支援専門員証の有効期間が2027年11月30日までに満了なら、2027年度の現行更新研修を受ける必要があって、2027年12月1日以降ならその必要はない…ということになるのでしょうか?
多くのケアマネジャーは、有効期間満了の1〜2年前には更新研修を申し込みます。
更新研修の申し込みは、年度初めの4月、5月あたり。仮に2027年12月1日に有効期間が満了の人がいたとしたら、2026年度の更新研修をすでに申し込み、受講していると思います。
「えっ、受けなくてもよかった?」って、なりませんか?



研修費用にテキスト代、かなり高額です。
ケアマネに向けて、具体的なアナウンスをしてほしい
もっと早く、具体的なアナウンスがあればいいのにと思いました。
特に子育て世代のケアマネさんにとって、時間は貴重だし、子供が体調を崩さないように祈るしかありません。



なんせ、現行制度だと、1回でも休むわけにはいきませんから。
法律を変えるのに、時間がかかるのはわかります。



でも、2027年12月って、ちょっと遅すぎやしませんか?
現役ケアマネですら、具体的にどうなるのかが、よくわからない。何故なら、ケアマネ向けのアナウンスがないからです。
ケアマネ不足は、解消できるのか?
そもそも更新研修が見直される要因の一つが、ケアマネ不足。
困るのは、介護保険サービスを必要とする方達です。
ケアマネ資格を持っていても、ここがネックでケアマネの仕事を選ばない人は大勢います。
深刻化するケアマネ不足を解消するためには、早く具体的な方針を決めてアナウンスする。



「これならケアマネの仕事をやってみようかな」と思えるように…
まとめ:もうケアマネを落胆させないで


2025年12月に更新研修が廃止の方向で動き出してから、「研修は残ります」となり、全国のケアマネジャーが落胆しました。
そして2026年10月、「更新制の廃止は2027年12月1日から実施」と厚生労働省が示したのです。
ケアマネジャーの心の中に残ったのは、裏切られた気持ちと諦めです。
現役ケアマネですら、具体的にどう変わるのかわかりません。
研修の中身はこれからでもいいけど
- 研修時間(介護支援専門員・主任介護支援専門員、それぞれの時間数)
- 事前課題の有無
- 費用(研修費用、テキスト代)
- 受講の仕組み(オンライン受講のみ?)
- 介護支援専門員証の有効期間別、2027年度に現行更新研修の受講が必要かどうかの具体例
これらを全国のケアマネジャーに向けて、示してほしいです。
「これなら、ケアマネの仕事をやってみようかな」と思う人が増えるように。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
私はインスタとYouTubeで「ケアマネの日常」を発信していて、この記事で書いた私の想いをアニメの音楽動画にしています。私なりの小さな主張です。よかったらご覧ください。
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